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コダック式

ここ数日二眼レフをぶら下げて歩いている。是非これでモデル撮影をしたいと考えているのだが、それにはひとつ問題がある。ストロボ用のシンクロ接点が旧式のもので、接続コードが売っていない。調べたところコダック式という名称で、50年前は主流だったが、現在はデッドな規格になってしまったようだ。電球でのんびり撮ってもいいのだが、やはりストロボ撮影も選択肢に入れておきたい。現行規格への変換コネクタをネット通販で扱っているページはひとつだけ発見したのだが、妙に値段が高いので中古屋を足で探してみることに。

新宿の中古屋にプラリと入り、もう80歳近そうな店員のご老人にカメラを見せて尋ねると、
「あー、それね、変換の部品はあるんですけどね、こういうものもあるっていうサンプル品なんで、売る事はできないんですよ」
という。
サンプル品を見せてもらうと、なるほどちゃんとカメラのシンクロ接点にハマる。
「まー、ほとんどどこにも置いてないと思いますよ」
今後探すにあたって、コダック式という名称でいいのかと訊くと、
「よっぽどクラシックカメラに詳しいとか、私みたいな年寄りじゃないと知らないだろうから、直接カメラを見せちゃった方が早いんじゃないですかねえ」
実物を手に取っていろいろ眺めてみた結果、部品の構造は単純な様子。自作できそうな気もしてきた。

夕方からイベントへ遊びに行く。知人多数来場。偶然会場にいたヴィヴィアン佐藤さんに数年ぶりで再会したりする。

終わってから何人かと焼肉。三人とも二眼レフに興味津々らしく、是非こんなカメラで写真を撮ってみたいという。周囲で流行らせようかな。国産の中古なら一万円台で手に入るし、露出計がなくてもコンパクトデジカメをポラ代わりに使えば何とかなる。意外とハードルは低いのだ。皆も実家の倉庫を漁ったり、お爺さんあたりに訊いてみたりすれば結構死蔵されている場合もあるので、探してみると良いだろう。

by maestro_k | 2010-02-13 23:59 | diary