一日48時間くれ

今週はなかなかしんどい。四つくらいの仕事を平行して進めなければならず、寝る時間が無い。かといって執筆などは寝ないとはかどらないから、起きていればいいというものでもない。結果的にギリギリ脳が働く状態でフラフラ起きて作業している。こうしてブログを書いているのは余裕があるからではなく、もうブログを書くくらいの余力しかないからだ。

今日は朝から『クリスマス・キャロル』の美術打ち合わせ。ちょっと早めに現場に着いたのでコンビニで朝食を買い、近くの公園のブランコを撮影していると、横に緑色のジャケットを着たオッサンがヌッと立っていた。青いジャケットだったら創価の勧誘だったかも知れないが、タクシーの運転手だった。
「いいカメラ使ってるからさあ、車から出て来ちゃったよ!それM3?」
「はい」
「うわあ、いいなあ。レンズは?」
「ズミクロンの50mmの沈胴です」
「おおー!」
興奮状態のオッサンは自分も写真好きで昔はニコンのF2を使っていたとか、ネパールで売春宿に潜入して撮影して来たとか、いろいろ楽しそうに話してくれた。
「ゴメンなさいね、お忙しいところ。いやいや良いもの見せてもらった」
「いえいえどうも」
こんな感じで、ローライやライカを使っているとカメラ好きに話しかけられる事が多い。ライカなんて目立たずにスナップ撮るためのカメラなのに、かえってカメラ好きのアンテナに引っかかってしまうのだった。おかげで打ち合わせをしながらコンビニ焼きそばを食べるハメになった。

前回の打ち合わせでは非常に観念的で抽象的なイメージしか伝えなかったのだが、そんなボンヤリアイデアをデザイナーさんはちゃんと具体的な模型にして来てくれた。これで演出プランも明確になってくるので有り難い。

午後にはマーベラスにてDVD発売イベントに関する作業に立ち会う。

夕方から新宿のカフェにて少し執筆。しかし自律神経だか交感神経だか副交感神経だかが狂って来たのか、意識が朦朧としてきて、変な汗も出て来た。別に体調が悪い訳ではなく、単に寝不足。

そんな時にはライカM3。
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ボロボロだった革を剥がし、ネットで注文していた貼り革に交換したら立派な感じになった。ズミクロン50mm F2の沈胴レンズを装着した様子は、カメラ史上もっとも端正な姿ではなかろうか。

しかしM3を愛でても寝不足は解消されず。もう限界。とりあえず寝る。朝が来ませんように。
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by maestro_k | 2010-11-12 22:23 | diary