新宿の印度人

新宿で「Excuse me?」と話しかけられた。浅黒い、インド人っぽい容貌。以下英語にて。

「英語話せますか?」
「少しなら」
「インドから来たんだけど、仕事が見つからなくて、お金が無くて、何も食べてないんです」
「はあ」
「お金恵んでくれませんか」
「警察署か大使館に行ったらいいんでない?」
「それはできない。捕まってしまう」
「捕まればご飯食べられるよ」
「ダメダメ」
「んー、でもごめんね、助けられないや」

と言い放って別れてから、本当はどうすべきだったのかなあと考える。私も貧乏生活を経験してきているから、お金のない人の気持ちは良く判る。お金が無いと心が荒むし、見えない将来に不安になる。
別に当座の夕食代くらいピロッと施すことはできるけれど、それでは彼をただの物乞いにしてしまう。自分の夕食の席に彼を連れて来て何かを食べさせながら、彼のインドでの暮らしや日本での暮らしを取材として色々尋ね、その対価に数千円渡すのだったら悪くはなかったかも知れない。
インドに行くと物乞いがわんさか寄って来ると言う話は聞いている。彼がその文化を引きずった物乞い気分だったのか、あるいは何年か日本で過ごして日本人のメンタリティを理解した上での訴えだったのか、どちらなのかは分らない。前者だったら私の対応は正しかったろう。後者だったらちょっと気の毒だ。でもなあ。新宿で物色してる時点でやっぱり物乞いっぽいんだよなあ。
まあいいや。今度会ったらその時は何かごちそうしよう。
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by maestro_k | 2011-02-03 16:12 | diary