御生誕記念日&コードヴァン水濡れ実験

さて本日3月7日は私の御生誕記念日である。別にもうめでたくもないのだが、誕生日が二度と来ないよりはいくらかマシだ。

そんな日に華々しくコードヴァンの水濡れ実験をしてみたいと思う。
コードヴァンとは馬のお尻の革。紳士靴の高級素材で、特にオールデンはコードヴァンの靴で有名だ。コードヴァンの原皮を製造しているホーウィン社が傾いたとき、オールデンが在庫の革を全て買い取ってくれたおかげで倒産を免れたとかで、それ以来オールデンにはコードヴァンのなかでも最上質のものが供給されているという噂である。
コードヴァンの何が良いかというと、ピシピシとムチで叩かれた農耕馬のお尻の革は繊維が緻密で、革そのものにツヤがあり、履き込むとさらに良い味がでるとのことだ。持ってないから知らないけど。じゃあ同じくムチで叩かれたりスパンキングされたりしているM女のお尻の革で作ってもいいのではないだろうか。「ほうら、お前の尻の革で私の靴を作ってやったのだよ」と言えば相手も喜ぶし一石二鳥だ。

しかしコードヴァンには水に弱いという欠点がある。らしい。ブクブクと水を吸って、ツヤが無くなってしまうのだそうだ。そんなの靴の素材として致命的ではないか。水に弱いと言ってもどの程度のことなのか、濡れたそばからブクブクしてしまうのか、ずっと前から知りたかった。しかしコードヴァンの靴は非常に高価で、おいそれと現物で実験もできない。

で、昨日ハンズでコードヴァンのハギレを発見したので買って来た。105円。
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これに水を垂らしてみる。
まず表面に。
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特に変化なし。塗り広げてみる。
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やはり特に変化なし。
表面からだと水があまり染み込まないようなので、裏側からビシャビシャかける。
染みた。丸く取り残されているのは裏に値段のシールが貼ってある部分。
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水を吸った部分が膨れたのがわかるだろうか。
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乾燥後。
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染みが残った上、ツルツルだった表面がボコボコになった。なるほどこれは水に強いとは言えない。ただこのボコボコは滑らかなもので撫で付けると治ったので可逆性はあるようだ。

結論。コードヴァンは、多少表面が濡れるくらいなら平気。ずぶぬれで染み込むと問題有り。雨の日は避けるのが賢明なようだ。誕生日にひとつ賢くなったことであるよ。
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by maestro_k | 2012-03-07 10:39 | diary