歩く歩く

ウィーンのホテルはバスルームの天井からシャワーが出る。
f0056516_14302284.jpg
夜に見る演目のチケットを受け取りに、チケットセンターまで歩いてみることに。ホテルのあるシュテファンシュプラッツから30分ほどなので散策にはちょうど良い。ちなみにシュテファン大聖堂のあるこの地区は世界遺産に指定されているそうで、車両の立ち入りが禁止されている。

グラーベンという広い通りに立つペスト記念柱。
f0056516_1414366.jpg
グラーベンを左折するとコールマルクトというショッピング街。ロンドンのリージェント通りもそうだが、ハイファッション系のブランドショップは表参道や南青山で見慣れているのでさほど有り難みはなかったりする。
なんて思ってたら、デメルが!
f0056516_13563415.jpg
後から入ってみようと思っていたら、戻った時には大変混んでいたので諦めた。明日の朝にまた来てみよう。

すごい足のポスター。
f0056516_14191525.jpg
ミヒャエル広場と王宮。
f0056516_14181813.jpg
王宮周辺では観光用馬車がポックラポックラ走っている。
f0056516_13461582.jpg
そのままズンズンと直進してミュージアムクオーター内のチケットセンター(超地味!)でチケットを受け取り、そのまま美術史美術館へ。
ちなみにここまでの建物名などは後から調べてわかったことで、歩いている時は何がどれやらわからぬままだった。

美術史美術館ではクリムトの特別展が行われていた。
f0056516_14315939.jpg
特別展といってもこの美術館にはさほど多くのクリムト作品が置かれている訳ではない。しかし建物中央にクリムト作の壁画があり、期間中は仮設舞台に乗って近づいて見る事ができるようになっていた。フラッシュを焚かなければ写真撮影もOK。
f0056516_1438355.jpg
美術史美術館というだけあって、メインは古典絵画のコレクション。ブリューゲルやファン・ダイク、ラファエロ、ルーベンス、フェルメール、クラナッハ、アルチンボルドなどなど、美術の教科書に載っていた名作たちがこれでもかという勢いで展示されていて圧巻。
f0056516_1545836.jpg
パプスブルク家の人々の肖像や彫像も沢山あった。
f0056516_1554125.jpg
すごくしゃくれている皇帝。
f0056516_14473159.jpg
この人も。ハプスブルクはしゃくれ家系なのだろうか。
f0056516_1448849.jpg
またエジプトやギリシア、ローマ時代の彫刻なども相当数展示されていた。
アリストテレス。
f0056516_1448464.jpg
頭が沢山。
f0056516_14495481.jpg
これはちょっと作り手の悪意を感じるな。
f0056516_14502020.jpg
Kくんがいた。
f0056516_14444396.jpg

さて、ウィーンでの最初の舞台はなぜかウィーン版『CATS』である。五反田時代の四季版を観ているので舞台の内容もわかるし、演出の違いも楽しめるだろうということで。
劇場がえらく郊外なところにあり、たどり着くまで相当不安だった。
f0056516_157440.jpg
いざテントの中に入ると着飾った人でいっぱいで、客席は満員。CATSはどこでも人気演目のようだ。
四季版に比べたら舞台美術は簡素だけれど、それに対する不満は全く感じなかった。CATSやコーラスラインのようにキャストの体型が舞台のビジュアルに多大な影響をもたらす演目に関しては、やはり欧米人のキャストの方が見栄えがいい。

またドイツ語がわからないから歌やダンスのスキルを楽しむことになるし、CATSはまさしくそういう演目なのだが、やはりそういうスキルの高さへの感動に言葉の壁は関係ないことが再確認された。特に真っ白なネコの女性の動きがキレがある上に大変エレガントで、他のキャストも高レベルなのに関わらず、彼女をついつい目で追ってしまう。
だからといって歌やダンスが上手ければ演技が稚拙でも良いという訳ではない。ロンドンのオズではラスト近く、それまでダンスアンサンブルをやっていた数人が台詞を言った途端に舞台のボトムラインを下げてしまっていた。

日本において小劇場的な面白さのみを追求してエンタメ系スキルに見向きもしない芸人系役者、逆に真面目にスキルだけを磨いて笑いのセンスや演技のニュアンスを軽視しているサイボーグ系役者、それぞれの個人的資質もあるだろうから別に否定するつもりは全然ない。しかしそんなのは掃いて捨てるほどいる。両者がバランス良く配合された演者が増えると演出家としては大助かりなのだけど。
[PR]

by maestro_k | 2012-04-25 15:40 | diary