ウィーン最終日

ウィーン最後の日。ホテルに荷物を預け、ベルヴェデーレ宮殿に向かう。
途中のシュターツオーパー。
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やっぱりこっちのお菓子は派手だな。
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路面電車では犬も同乗可能。
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ここでウィーンの交通システムについて少し述べる。他の大都市と同様、ウィーンには通常の鉄道や地下鉄、路面電車やバスなどの公共交通機関がもちろんある。そして事実上、これらはフリーパス状態だ。事実上、というのは一応チケットは販売されており、建前上は無料ではないということ。チケットは各交通機関共通で使えるものが一日券、二日券、三日券などの形で数種販売されており、私は三日間のフリーパス券を購入した。
で、いざ改札を通ろうと思ったら、そんなものはないのである。公園の入り口のような鉄パイプの柵が等間隔に並んでいるだけで、全く素通り可能。小さなボックスの刻印機があり、そこで使用開始の日付を刻印することでチケットが有効になるのだが、その日付をチェックする機構がないのだ。路面電車もドアが複数あり、運転手がいるのは二両編成の最前のドア付近なので他のドアから出入りする乗降客はフラッと乗ってフラッと降りるだけ。これではチケットを持っていなくても何の支障もない。実際、私はチケットを買った翌日、ホテルの部屋に忘れて来てしまったのだが、それでも問題なく電車移動ができた。これでは誰もまともにチケットを買わないんじゃないのか。どういうしくみで成り立っているのだろう。

ベルヴェデーレ宮殿。
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ここの美術館にクリムトの『接吻』が常設展示されている。『接吻』はウィーンの街中でもお土産屋や様々な看板などそこここで見かける。ウィーン世紀末美術のみならず、今やウィーンそのものの象徴のごとき扱いになっているようだ。
撮影不可ゆえ私自身による撮影画像はない。のでベルヴェデーレのHPから引っ張って来た画像。
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花の咲く崖の先端で、モノクローム&スクエアな意匠の男とカラフルでラウンドな意匠の女。
思っていたよりずっと大きかった。装飾部分の細かな処理は意外と雑で、小学生がお花畑を書いた程度のレベル。そのことによって二人の肌の生々しさが引き立つ。もしボタニカルアートのように花々や衣服までキッチリ正確に書き込んでいたら、情報量が多過ぎて疲れる絵になっていただろう。
素晴らしい。とにかく素晴らしい。ちょっと評価する言葉が見つからないくらい。ウィーンで本物の『接吻』も見ずに何が耽美であろうか。

他にもシーレやモネやルノワールが置かれていた。展示作品のうちではクリムトとシーレが図抜けていて、さらに『接吻』が飛び抜けての白眉という印象。

美術館内のカフェで「クリムトケーキ」。どこの部分だ。
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『接吻』の興奮冷めやらぬまま美術館の外に出ると、なぜか体重計とガムのガチャポン。20セント払うと体重が計れるらしい。
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路面電車で来た道を、テクテク歩いて戻る。インペリアルホテルが途中にあったので、コメントで勧められていたインペリアルトルテとはいかなるものかと立ち寄ってみた。
これか。
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確かに美味しかった。直前にクリムトケーキを食べていなければもっと美味しかったろう。ただし超合金Zで作られたようなバリ堅のチョココーティングと、その直下の関東ローム層のごとき砂糖の岩盤を突き崩して食べるのはなかなか骨が折れた。

ホテルに戻り、預けた荷物を受け取ってタクシーでウィーン国際空港へ。
フランクフルト空港でのトランジットの際、せっかくなのでフランクフルトを食べる。
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手前のKOMBUCHAというのが物珍しかったので何だ昆布茶のドリンクなんてあるのかとトライしてみたが、飲んだ事があるようなないような、一気に飲み干すのはちょっと相談させてもらいたい類いの甘い清涼飲料水であった。

そして機内で寝ていたらいつのまにか成田に着いていた。
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by maestro_k | 2012-04-27 23:59 | diary