ティム対ユザワ

さっちゃんから「ティムがガルガンチュアっていう怪獣のフィギュアを探してるみたいなんだけど知ってる?」というメールが来た。ティム・バートンが新作のプロモーションで来日中なのだ。
添付されて来た画像がこれ。
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なんだ、ただの「サンダ対ガイラ」ではないか。私はよく芝居の演出の時、取っ組み合いのシーンなどで「サンダ対ガイラみたいに!」と指示するのだが、通じた試しがない。そういえば日米合作で、英語圏ではガルガンチュアというタイトルだった。「わかった、探しとく」という訳でヤフオクでゲット。
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バラバラ状態の部品。パコパコはめればすぐ出来上がり。と思ったのだが、
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えーと、これどうはめればいいんですかね。
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肩の部分とか穴も空いてないし。
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つまりこれは子供用のソフビとは違い、大人用の造形キットで、穴を開けたり、余計な部分を切り落としたりしないといけないらしい。わー面倒だな。

仕方ないので作業開始。意外と素材が堅くて苦労する。そのうちお湯につけると柔らかくなる事が判ったので随分はかどった。しかしね、私結構仕事の案件抱えてるんですよ。台詞も覚えなきゃいけないし、マグダライブの構成もさっさと出せとせっつかれてるし、他の原稿仕事もあるのですよ。なのにどうしてティムのためにサンダとガイラのフィギュアを苦労して組み立ててるんですかね。

組み立て完了。意外とデカイ。
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「ユザワさん、トイレ借りていいすか?」
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本当ならここから継ぎ目をパテで埋めたり、下地を塗ってからペイントしたりする訳だが、それはティムに渡してからハリウッドの造形技術をありったけ注ぎ込んで勝手にやってもらおう。

で、本日すみれの天窓にて久しぶりの再会。ティム対ユザワの図。
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フィギュアをプレゼントした時のティムの喜びようは大変なもので、「わー、すごい!ガルガンチュア!ガルガンチュアだ!」とはしゃぎまくって、持って来たこっちが「…え、そんなに?」と引くぐらいに舞い上がっていた。

そのうち「歌ってよ」ということになり、「赤いカバン」と「O」を演奏。緑のガイラを持って歌ったら、私のことを指して、
「素晴らしい、今ここに私の好きなものしかない。君の歌、ガルガンチュア、パーフェクトだ!ビューティフル!新しいガルガンチュアソングだ!」
いやガルガンチュアソングじゃないけど。
「もう今日は忘れられない日になった。エクセレントだ!本当にありがとう!」
そんなにか。そんなにサンダ対ガイラが好きだったのか。そこまで喜んでもらえたら苦労して組み立ててプレゼントした甲斐があるというものだ。他にもマグダラの昨年の公演のDVDと、丸尾末広氏の『芋虫』を進呈。
「今年はもう二回ロンドンに行き、またそのうち行くつもりだ」と伝えると、「是非ロンドンで会おう。お世話するよ!」と言ってくれた。おもろいところ案内してくれるかな。
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by maestro_k | 2012-05-17 02:15 | diary