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プロフ写真の撮り方&マグダライブを振り返る

言い忘れていたが、先日のたずねマイクは知人がオークションで発見して即落札して届けてくれたので意外に早く手に入れる事ができた。マグダライブの二日目からマリアさんにお貸ししたので、ライブのラストで目にした方も多いかも知れない。

さて昨日は夕方からニコニコニーコ2のオーディション書類選考と美術打ち合わせ。オーディションは募集1名のところに120名の応募があった。事務所所属のプロもいれば、全く未経験の人もいる。実力と魅力さえあれば経験問わずで、そのためのオーディションなのだけれども、今後こういったオーディションに応募するつもりがある方のために、審査する立場から「写真の重要性」を説いておく。書類選考においてプロフィール写真は最重要のエレメントだ。一所懸命に自己アピールのテキストを書いても、そもそも写真が目を引かなければテキストもロクに目を通してもらえない。

プロフィール写真にとって最も大切なのは、「素材としての自分を明らかにする」事だ。

若いコにありがちなのが、自分のルックスへの開き直りができないのか、前髪が長くて両目の半分が隠れていたり、雰囲気重視のアングルでやたら影の部分が多かったり、極端な場合はコスプレ用のウィッグやカラコンを使っていたりで、本来の顔立ちがわからないことだ。プライベートではどんなであろうと構わないけれど、審査してもらいたいのならば前髪は上げるかキチンと分けてあからさまに顔全部を見せないと印象に残り辛い。
また衣装にしても、あまりフワフワヒラヒラした服だったり、ゴチャゴチャ凝り過ぎたコーディネートをしたり、逆にストンとしたワンピースだったりすると体型がわからない。露出過多にする必要はないけれど、シンプルかつタイトなスタイリングで自分の体型を明らかにした方が良い。プロフィール写真はアーティスト写真とは違う。審査する方は応募者本人のメイクやファッションの趣味を知りたい訳ではなく、あくまでも素材としてニュートラルな状態のビジュアルを知りたいのだ。

また撮影にしても、プロとは言わなくても、ある程度写真を撮り慣れている人に頼んだ方が良い。素人の友人に頼んだのか、広角で立ち位置目線から撮っているがゆえに頭でっかちになってしまっている写真のなんと多い事か。私がマグダラその他のキャストの写真を撮るときはCanonの85mm F1.2Lというレンズを使っているが、これはプロ用のバカ高いレンズなのでそこまでこだわる必要はない。カメラはコンパクトデジカメで構わないので、50mm相当以上の中望遠レンジで、全身写真ならばウエストレベル(撮影者がしゃがんで、被写体のヘソのあたりを中心にフレーミングする)で撮影すること。つまりカメラが地面に対して垂直であればいい。明かりは顔や全身にまんべんなく回っていること。サイズはサービス判やL判で十分。写メや証明写真は真摯さが疑われるので論外。

自己アピールのテキストを読むには時間がかかるが、写真は0.1秒で印象が決まる。その0.1秒で印象に残るための真剣な姿勢を、写真に込めてもらいたい。人に見られる職業を目指すならば自然にわかる事だと思うのだけど。


さてさて、マグダライブを振り返って思い出されるエピソードを書き留めておく。

・ヤスカくんは日に焼けて真っ黒だったので顔・肩・腕までをメイクさんに白塗りしてもらっていた。

・「イントロドン!」のコーナーは本来、クリッパラを縛り付けた「クリッパラルーレット」を回してダーツ方式で曲目を決めるつもりだったが、Fくん不参加の為に実現できずクイズ形式となった。本人もさぞ悔しかろう。

・小林コバーケンの履いていた革靴は実はフェラガモ。

・リハに一日しか来れなかったKimeruくんに「It's Entertainment!」と「プリンの行方」のダンスがあることを伝え忘れていて、本番当日に急遽覚えてもらった。

・「愛は罪を越えて」の歌詞はカラオケ映像を映写するつもりで準備していたのだが、プロジェクター代が一日15万×3日間で45万円となり予算オーバーなのでマリアさんの手書きになった。おかげで1万5千円で済んだらしい。

・Oくんは三日間のリハに参加できなかったので、リハの「死んでゆく!」のアポロパートは私が代わりに歌っていた。日替わりゲスト別に何度も歌わなければならなかったので大層疲れた。

あと何あったかな。楽しい事が沢山ありすぎて逆に思い出せない。

by maestro_k | 2012-06-23 20:05 | diary