最近買った本

ここ一ヶ月で購入したもの。漫画ばっかりだな。
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・丸尾末広 『瓶詰の地獄』/『丸尾畫報DX ll』
・町田ひらく 『sweet ten diary』/『たんぽぽのまつり』/『飼いね子』
・森山塔 『森山塔選集1』/『森山塔選集2』

丸尾さんの『丸尾畫報DX ll』は様々な作品の表紙絵や挿絵などを集めたもの。通常の単行本では見られない下絵なども掲載されていて興味深い。以前「みどりちゃんのイラストで楽屋のれんを作りたい」とお願いしたのだがうやむやになってしまっていた。今度お会いしたらまた訊いてみよう。
『瓶詰の地獄』は言うまでもなく夢野久作の短編が原作。原作を読んだ時から不思議なのだが、兄妹の成長に従って兄の手紙の文体や使用漢字もどんどん大人びて来る。孤島で二人きりの生活をしていたのに、どうやって文章の技巧や漢字の知識を習得したのだろう。島に鴎外全集でもあったのだろうか。
丸尾さんの小説原作ものには他に乱歩の『パノラマ島綺譚』と『芋虫』があり、いずれも素晴らしい出来映え。色気の溢れる濃厚な絵柄で展開される乱歩世界は非常に読みでがある。『芋虫』は去年ティム・バートンにプレゼントしたけど読んでくれたかしら。

町田ひらくさんにはもう何年前になるか忘れたが、二人芝居のチラシのイラストを描き下ろしていただいた。リリシズム溢れる世界観は他に例を見ないほど素晴らしい。

森山塔は山本直樹のエロ漫画家時代のペンネーム。今となっては「山本直樹」は日本の漫画界の文脈にキッチリ折り込まれている立派な作家だ。立派になる前の初期作品は記号化された絵柄や表現が多用され、荒唐無稽さが時代を感じさせる。もちろん十分個性的な部類なのだろうが、前述のお二人の極北っぷりに比べたらだいぶ俗っぽいのは否めない。
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by maestro_k | 2013-04-24 02:27 | diary