占われる

池袋Milky Wayの魚座のパフェ。3月7日生まれの私は魚座なのである。
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この店はいろいろ星形で面白い。

メルロ=ポンティ『意識と言語の獲得』を読み始めるも、最近アカデミックなテキストから離れていたのでさっぱり頭に入って来ない。しかしちゃんと赤線が引かれてあったりして、昔の私は頑張って読んだようだ。16〜25歳くらいの私は非常にキレ者だったのでちゃんと理解していたのだろうが、最近はどうも観念的な文章を読むのが難儀だ。

テーブルの上に敷かれた紙に星座占いが書かれていた。魚座の項を見てみる。
「性格・あなたは、ファンタジックな夢をみる力を持った人です。」
仕事柄そうじゃないとな。
「幻想的で摩訶不思議なムードを漂わせています。」
あー、飽きるほど言われる。至って普通人なのに。
「感情の起伏が激しく、思い込みが強いようです。」
起伏は激しくないが、千明に関する思い込みは相当強い。
「自分を悲劇のヒロインに仕立てたり、正義を行く勇者にする事もありそう。」
それはない。
「でもストレートに出しません。自分の胸にひっそりしまって夢見ます。」
はい、そうです。
「というわけで、イマイチ行動力に欠けるのが心配なところ。」
ご心配ありがとう。
「友人づきあいでも自分の意見や気持ちをハッキリ言わないから、相手をイライラさせるかも知れません。」
その前に友達がいない。でもまあ、意外と当たってるなと感心していると、
「魚座・3/11〜4/18」
ぎゃぼ!
蛇遣座の出現は知っていたが、自分の星座がずれたのは初耳。ショック。3月7日生まれは水瓶座らしい。
嫌だ。魚座がいい。今後も魚座で行く。

資料用の本を求めてあちこち。古本屋では見つからず、やむなく新品の本を数冊購入。
ロイドに寄って、メガネの微調整をしてもらう。
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関係ないが、知り合いの有名劇作家兼演出家さん(と言ってもひとりしかいないけど)に、「書いている時点で舞台の具体的なビジュアルは浮かんでいるか」と訊いたところ彼は「特にない」と答えた。具体的なビジュアルというのは「この時この人物はこういう衣装を着て舞台上のココにいて、こっちに向かって台詞を言っている」というような、本当に具体的なことである。彼は「まず先に話を書いて、具体的な事は稽古場に入ってから考える」のだそうだ。意外だった。私は執筆の時点で舞台美術・衣装・小道具・役者の立ち位置などは全て頭の中でシミュレーションしている。逆に、見えていないと不安で書き進められない。もちろんそれらは稽古場において様々な要因によって流動的になることは判っている。様々な要因とは技術的問題・経済的問題・役者の技量などだ。ただし役者の技量に関しては個々の演技力や特性を考慮して書く事が多いので的外れになることはまずない。良いトコ活かしの優しい作家なのである。役者からすれば多少自己とのズレがあったほうが演技をしているつもりになるのだろうが、世の中役者は沢山いるので別に無理してキャラからズレたものを演じてもらうには及ばない。
それはさておき、彼がどうしてそんな書き方が出来るのかと考えてみたところ、作・演出家として自由になるバジェットの差異がその原因のひとつだろうと思われる。彼は私の50倍くらいの予算規模で公演をうてるので、自分の書いた脚本が多少お金や人手が必要になるものでも構わない訳だ。一方私は結婚披露宴一回分くらいの予算しかないからいろいろ明確にして行かないと後で痛い目にあう。貧乏性な作家になってしまっているのだ。
一度予算を気にせず公演してみたい。いくらならいいだろう?6000円×1万人規模で6000万円くらい?

「性格・あなたは、ファンタジックな夢をみる力を持った人です。」
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by maestro_k | 2006-10-03 23:28 | diary