悪声

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ホワイトショコラ。思ったほど悪くなかった。

カフェに行くのは犬が散歩に行くようなもので、安上がりな憂さ晴らしである。
しかし土曜日ということを忘れていた。異常に混んでて騒がしい。ひとりオペラ書きたかったのに。
隣の男女は友人の結婚式の二次会の仕切りを頼まれているらしく、二人であーでもないこーでもないと相談中。そしてその男が何ともカンに触る。何がって、声が。とても嫌いな種類の声だ。ヘリウムを吸って、悪意を吐き出しているような響き。そして頭が悪いのか、女の言う事を一度で了解できず、必ず「ぅあ?」、「ぅえ?」と聞き返す。それも普通の声なら許せるかも知れないが、彼の悪声だといかにも育ちが悪そうだ。喋ってるだけで私にイライラされている彼も気の毒だが、きっと自分の声が他人に不快感を与える種類のものだとは思っていないのだろう。
「すみません、あなたの声イラつくんで、ちょっと黙っててもらえます?」
って言ったらどんな顔するかしら。
悪声は本人のせいではないと言い切れない。彼の場合、幾分息を多めに使い、舌を押し下げて上口蓋との空間を広く使えば随分優しい響きになるはずだ。それをしないのは、やはり彼の長年に渡って形成されたパーソナリティゆえで、それがそのまま発声に影響しているのだろう。

ギャラが入るのは来週金曜日。それまで雌伏の時を過ごさねばならない。BS2で20日から始まるヴィスコンティ特集が心の支えだ。
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by maestro_k | 2006-11-18 21:24 | diary