ムフフフってなんだ

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しりあがり寿でも長尾謙一郎でもなく、山岸涼子。

舞台がらみの撮影の続き。先日は私服、今日は衣装ヴァージョン。衣装だと恥ずかしさがだいぶ減少される。
今回の出演者の中では私が最年長になるらしい。36歳で最年長か。36歳という年齢について待ち時間の間にいろいろ考える。私の父親がクモ膜下出血で死んだのは49歳のときで、私は中一で12歳だった。父親が37歳のときの子供。あと一年で自分が結婚し子供をもうけるなんて想像もつかない。たぶん結婚も子育てもしないのだろう。
高校の現国の授業でN先生が寺山修司の話をしていた。寺山修司は父親と同じく83年に49歳で没した。
「49というのは意味ありげな数字で、他にも歴史上の人物で49歳で亡くなった人がいるよな?」
と私があてられた。
「織田信長です。…あと、うちの父親が死んだ歳です。」
その答えに教室の何人かがハハッと笑った。そして次に沈黙が来た。私はもちろん自分の父親を歴史上の人物と並べるつもりもなく、笑って欲しくてそんなことを言ったのではないので、恥ずかしくて真っ赤になった。ひとの親が死んだ話を笑うなんて失敬な、と腹立たしくも感じた。なんでそんな個人的な事を言ったのか自分で判然としないけれど、その時の教室で唯一の大人であったN先生が私の言葉をどう受け止めるのかを試してみたい気持ちがあったのかも知れない。N先生はホォ、と興味深そうに私を見た。私は真っ当に受け止めてくれた彼を好きだと思った。でもギクッとしただろうなあ。申し訳ない事をした。

撮影終わってから一件オーディション。それにしても寒い。
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by maestro_k | 2007-04-03 23:15 | diary