二次災害

また雨か。
左肩は幾分回復の兆しを見せ、痛みを感じない可動部分が徐々に広がって来た。
マンションを出てすぐ、カギをかけ忘れたかもと思って戻る。エントランスには三段くらいの階段がある。雨で足が滑り、とっさに左手をついて支えた。
ビッキーン!!!!!
…うーわー、イッターイ!!!!!
なにこの痛み!こんなにまで痛くする意味なんてないよ。加減しろ、痛感よ。ここ4、5年で一番のオリンピック級の痛み。しばらく動けない。
そして玄関のカギはちゃんと閉まっていた。
もう稽古行く前から、やる気はマイナス25℃に。

出番を終えてから、また地味にスケート練習。前進から足を踏み替えて後ろ向きに進むのは何とかできるようになった。しかし逆が良く判らない。しばらくやっていたらシンメトリーに尻モチをつき、また肩に響く。ここ2週間で、もう過去の一生分転んでいる。

『覇王別妃』の中で印象的なシーンがあった。俳優学校の生徒が京劇の舞台を覗き見る。女役の素晴らしい演技を目の当たりにし、「彼は立派な俳優になるためにどれ程ぶたれてきたのだろう!」とボロボロ泣くのだ。俳優学校は相当スパルタで、教師に厳しくぶたれ続ける日々を知っているからこその涙だ。私も芸事をやっているからその気持ちは良く判る。

でもねえ、今のところプロスケーターたちの技を見てもポカーンとするしかないんだなあ。プロになるような人たちって、もとから身体能力や適性が抜きん出ていて、その上でメチャクチャ練習してきている訳だから。
それでもキャストの中で一番出遅れているのは事実なので、少しは上達しなければ。殺陣なら同じ動きを習熟すればいいから一週間ほどでカラダが慣れるが、スケート練習は少しずつ違うことが加味されて行くので常にカラダのどこかが新たに痛くなる。まあ要らぬ怪我はせぬよう、気長にやるか。

そして今日の尻モチが今になって響いて来た気がする。どっち向いて寝ればいいんだ。
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by maestro_k | 2007-04-18 23:38 | diary