ぬふおぉう

朝、実家の姉から電話。あー、もうシャワー浴びて出ないと稽古に間に合わないのにとちょっと慌てたら、
「今日、お父さんの命日だよ」
と言われてぞんざいにもできず。
そうか、25年前の今日、父親は死んだのだ。
25年前のある日曜の昼、私は自室でテレビを見ていた。中森明菜が『十戒』を歌っていた。
電話を受けた母親が血相を変えて「お父さんが倒れたって!」という。
父親は草野球で青森に行き、朝に皆で必勝祈願のため神社に行った際、倒れたとのことだった。
くも膜下出血で、父親は現地の病院に入院し、私たちも見舞いに行った。しばらくして地元の盛岡の病院に移り、一時的に意識も戻って小康状態が続いていたが、やがて再発して脳死状態となり、ほどなくして亡くなった。中学校で掃除の時間中だった私は担任から連絡をもらい、ウウウと泣きそうになるのを歯を食いしばってこらえながら病院まで走った。
それがちょうど25年前。
父は12歳までの私しか知らず、私も49歳までの父しか知らない。厳格だった父は、今の私の好き勝手な人生を見てどう思うのだろう。いい顔はしないだろうな。でも仕方ない。私は私の生きるようにしか生きられない。父親が死んだ歳まであと12年か。父親は私を12年間育ててくれたけど、私はそれまで何ができるだろう。


稽古二日目はまた軽いワークショップと本読み、ちょっと立ち稽古。

ワークショップでの全員ホモ設定での告白リレーエチュードは面白かった。もしDVDが出て特典映像にでもおさめられていたらセンセーションが巻き起こりそうだが、残念ながらその可能性はゼロだ。
お父さん、私は演出家としてこんなにくだらないことをよそのお子さんたちにやらせています。

歌付きの立ち稽古では面白くなりそうな手応えは充分あったが、求めるレベルまでにはまだまだ。最初期だから仕方ないが、それぞれの持ち歌は世界中で各キャストだけが歌う権利を持っているのだから、その曲の演奏効果が最大限になるようにして欲しい。客に夢を見てもらうにはそれに見合う技量が絶対に必要なのだ。
[PR]

by maestro_k | 2008-10-16 23:19 | diary