掃除とアリとキリギリス

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最近の画像がないので随分前のロケハン時のものを。

昼過ぎから部屋の片付け。
本当はもっと早い時期にしたかったのだが、楽屋の荷物の到着が遅れたので今頃になってダラダラやっている訳だ。稽古中や公演中は部屋の掃除や片付けなど思いもよらない上、楽屋から段ボール五箱の荷物がやってきて本当に足の踏み場がなくなり、手の付けようが無い。

夜にすみれの天窓にチョロッと顔を出し、帰宅してからまた片付け。

話は変わって、私はダメ人間だ。何をいまさらと思われるかも知れないが、生まれてこの方バイトはしたことはあっても定職に就いたことはないし、舞台その他の仕事がないときはただのプータローだ。部屋も片付けられないし、社会的に誇れる公的な資格も何ひとつ持っていない。英検すら受けたことがない。アリとキリギリスだったら間違いなくキリギリスで、自分の好きなことだけチンタラやってきて何とか生き延びている状態。
あの童話ではアリの方が地道で偉いということになっているのだけれど、必ずしもそうではない。アリのように働くのも人生だし、キリギリスのように遊び暮らすのも人生だ。問題はアリたちが働いている横でキリギリスが歌って遊んでいて、それをもって見世物として対価を得なかったことだ。「自分はキリギリスだから」という根拠の無い特権意識に依存し過ぎて無為に遊んだのが悪いのであって、技量を磨いて見世物として成立させられるならばキリギリスの生き方は全く否定されるべきものではない。アリだってキリギリスがグルベローヴァくらい歌えたら、それなりの額を払ってくれたんじゃなかろうか。
部屋の片付けという、あまり生産的でない作業をしていたら、そんなコトを考えた。

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by maestro_k | 2008-11-24 03:34 | diary