2017年 08月 05日 ( 1 )

WSで何をやっているのか

だいたい月一のペースでワークショップを行なっている。内容はというと、一日の前半においては
・ストレッチ
・筋トレ
・ウォーキング
・ストップモーション
などの身体系。後半においては、
・ゲーム
・エチュード
・台本ありの芝居
などの演技系。
さらに日程の後半になると歌唱指導が入って来る。大抵はこちらの指定したマグダラ楽曲だが、希望者には自由曲を歌ってもらう事もある。
今のところ最大で五日間で、それでも伝えられることは限られてしまう。本当は二週間ほどかけて1時間くらいの短編芝居を作って上演するのがいいのだろうが、客前で演ずるためには色々な手間ひまや資金が必要になるので、今のところ稽古場でのレッスンが精一杯だ。
多くの参加者が悲鳴をあげるのが筋トレで、スクワットや踵上げなどを全く体育会系のノリでこなす。三日目くらいまでは筋肉痛にうめいているけれど、五日目となるとケロッと治って平気で同じ運動量をこなせるようになる。

参加者の経歴は様々で、全く初心者の人もいれば有名老舗劇団出身者もいるし、現在進行形で養成所に通っている人もいる。レベルもそれぞれなので各自の到達度に応じたダメ出しをする。それは仕事の現場と同じこと。
初心者と経験者において技量以上に差があるのは積極性と当事者意識で、与えてもらおうとする者と盗んでいこうとする者では当然得られるものに差が生じる。自分が言われた事にはハイと明瞭な返事をし、不安や不明な部分は質問し、他人が言われた事も貪欲に取り込んでゆく人間は、こちらがアレコレ言わなくても勝手に上達する。イチゴ狩りみたいなものだ。

現役バリバリで舞台をこなしている役者は必ずしも参加しなくていいかも知れない。客前で本番舞台を演じることが何よりの修練になる。それでもたまにゲストで参加してくれる知人役者たちは「基礎を見直したい」という思いで足を運んでくれたりする。それは他の参加者にとっても有意義なことなので有難い。

終了後は時間のある者たちとご飯を食べて質問に答えたり私が一方的にカメラ談義をしたりする。飲み会でもいいけれど私が酒を飲まないので最近は安いインドカレー屋が多い。この店は3時間くらいすると伝票をポンと置いて追い出しにかかるので帰るきっかけにもなる。最終日のあとは打ち上げという事で居酒屋で下らない話をしながらダラダラ飲む。

正直なところ、今の私には作演出家としての仕事のアテがない。それでもほとんどの参加者は私の作品が好きだからと参加してくれている訳で、その事には深く感謝している。だからたまには厳しい言葉も交えつつ、ちゃんと真面目にやっているつもり。

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by maestro_k | 2017-08-05 10:08 | ワークショップ