オフじゃないの?

源氏の稽古は着々と進んでいる。脚本も歌詞も音楽も初日に揃っているので作業が早い。これは楽だなあと当初は思っていたのだが、登場人物が多いため意外と交通整理が大変で、これは事前に頭で組み立てるより現場で実際に動いてもらわないと判らない事も多く、ああでもないこうでもないと試行錯誤中の段階。稽古場も今は劇場よりずっと狭い場所なので、広い場所に移って実寸が採れたらまた変更しなければならないところも出て来るだろう。

さてマグダラの東京公演の小屋入り以来、二週間以上不休で働いていて、本日は久々のオフ。のはずだったのでゆっくりゴロゴロと寝ていようと思っていたのだが、昨夜は稽古後の深夜にニコ生の『ドリームクリエイター』に出演。そしてしばらくすると今夜の『美沙子の月1南青山 in 湯澤さんち』のためにスタッフさん達が我が家にやって来る。
ちなみに『ドリームクリエイター』はいくらかの編集を経てテレ東でもO.A.されるようなので、ご興味のある方はごらんになっていただきたい。我が家での番組にはKくんとT嬢が遊びに来てくれる。

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by maestro_k | 2011-10-30 11:47 | diary

『恋のカラ騒ぎ』終了

マグダラの全日程が終了。いつも以上のドタバタ劇にキャストは疲弊し切っていたが、レッドブルで何とか乗り切ったようだ。

今回の劇中歌。

M1『二月の空』
せっかくOさんに出演してもらうので、マグダラらしからぬ大仰なイメージの曲にしたかった。二番の男性四人のアンサンブル的合唱もマグダラでは初の試み。

M2『初めて知るこの気持ち』
クリッパラが吊るされながら歌うカノンベースのラブソング。本番ではAメロだけでカットされたが本当はフルコーラスが用意されているので、もしCDが出るようなことがあればボーナストラックで収録したい所だ。

M3『償いの日々』
カールとローズマリーのデュエット。この二人は初演の『愛は罪を越えて』のイメージが強いので、初演での関係性とのコントラストを付けるためにバラードにしてみた。バラードが苦手なYくんは苦労していたようだ。

M4『アナスタシア』
マリアさんとヴェロニカのドラマティックなデュエット。これは脚本執筆前から用意するつもりだった曲で、苦悩のヴェロニカにオクターブ上でマリアさんが絡んでゆく。ビッグナンバーで盛り上げておいて、グレイスの乱入で瞬時に余韻を断ち切る流れがマグダラらしい。

M5『我がロシア』
母国を憂うアレクセイのソロ。アレンジの二本柳さんに「ミニマルミュージックとロシアロマン派の融合で」と自分でも良く判らない要望を出したら、見事にそうしてくれた。Sくんは歌に自信がある分、歌唱のクセも強かったのだが、シンプルな感情表現を優先して欲しいと注文したら随分実直で良いフレージングになった。

M6『自転車に乗って』
カール、ローズマリー、お葉、クリッパラ、コバーケン、グレイスのダンスナンバー。ってほどでもないけれど。ローズマリーの自転車への夢を表した楽曲。今回、自転車に乗ることはローズマリーが自由になる事への象徴ともなっている。

M7『愛は罪を越えて(リプライズ)』
別舞台の楽曲をリプライズと言って良いのか判らないが、とりあえずシリーズものなので。執筆当初は予定されていなかった曲だが、初めての通し稽古の際にやはり一山欲しいなあと感じ、カールとローズマリーの復縁を象徴させるには最も効果的と思われたので差し込んだ。

M8『あの日から』
ヴェロニカのソロ。これも執筆当初はなかった。ヴェロニカの決心が明確になるシーンが必要と思われたので、稽古終了三日前に急遽準備した。レチタティーヴォは書き下ろし、アリア部分はM1のリプライズとなっている。この曲には他にもうひとつ秘密があり、それは急に用意されたゆえの事柄なのだが、それはDVDが発売になってから明かすことにする。

M9『恋は花』
マリアさんのソロ。恋愛を俯瞰的にとらえつつも「まあ、なんだかんだ言って女は恋したいのよねー」という大団円的なラストにしたかった。


以上。今回も多くの方々に喜んでいただけたようで何よりだ。ご来場いただいた方々に多謝。

そしてマグダラ終了の虚脱感を感じる間もなく今日から源氏物語の稽古へ。うーおー!
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by maestro_k | 2011-10-24 11:55 | diary

活動情報(終了しました)

◎マリア・マグダレーナ来日公演『マグダラなマリア』〜魔愚堕裸屋・恋のカラ騒ぎ〜

大阪公演 2011年10月8日(土)〜10日(月・祝) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
東京公演 2011年10月15日(土)〜23日(日) サンシャイン劇場

[原作・脚本・演出・音楽] 湯澤幸一郎
[美術] 丸尾末広
[チケット料金] 6,300円(前売・当日共/全席指定/税込)
[前売り開始] 2011年8月28日(日)AM10:00
[公演に関するお問い合わせ] ネルケプランニング 03-3715-5624(平日11:00〜18:00)
[チケットに関するお問い合わせ] サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜19:00)

詳しくはこちら→http://www.nelke.co.jp/stage/magdara2011_10/
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by maestro_k | 2011-10-23 23:59 | stage

静止した闇の中で

昨夜、帰宅したら電気が止まっていた。ガビーン。
引っ越してからずっと忙しいので、公共料金を引き落としにする手続きをしていない。そしてずっと忙しいのでロクに請求書も確認しない。せっかく目まぐるしく働いていて、その挙げ句に送電停止か。もちろん払っていない自分が悪いのだが、モノ作りをしていてそればっかりが頭を占領すると、そりゃあいろんなことがおろそかにもなるわけである。しかし南青山在住で電気止められる人って私くらいではなかろうか。

幸い私の家には様々な目的のために和ロウソクからティーキャンドルまで各種のロウソクが取り揃えてあるので照明には困らない。それより電気が無いと湯沸かし器が作動しないのでシャワーが水なのが難儀だ。ヒーヒー言いながら浴び始めたのだが、これでは風邪を引くなあと早々に諦めて寝る。電気がないからテレビはおろか、換気扇の音もせずとても静かで、ヒジキが小屋の中でたまにガタガタ暴れている音だけがやたら響くのであった。
翌朝に支払いを済ませて送電再開。温かいシャワーってなんて素晴らしいのだろう。

真っ暗な部屋に帰る前には、早めの打ち上げがあった。金曜日以降は公演スケジュールがタイトになるため、このタイミングが最も都合が良いとのことだ。でも五公演も残っているとさすがに打ち上がる気分にもならないな。
知人が多数来場。過去作のキャスト陣や、クリッパラのしょうもないソロのためにヴァイオリンのレコーディングをしてくれたさっちゃんと、その周辺の知人などなど。あとは初めてお会いしたけれど結構共通の知人が多い某人気女性声優も。「そのうち何かでご一緒できたらいいですね」などとお話しする。
マグダラのキャスト達はみなそれぞれ忙しく、平日一回公演といっても本番前に別の仕事を済ませてから劇場入りする場合が多い。疲労はどんどん蓄積している。人形劇とか無言劇とかにしたら少しは楽になるのかしら。
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by maestro_k | 2011-10-21 23:59 | diary

トーキョー公演

さて先週土曜日からマグダラ東京公演開始。平日は席に余裕があるので、急に予定が空いたという方はサンシャイン劇場に来てみたらどうだろう。

大阪から数日空いて、芝居が随分キャストのカラダに馴染んできたようだ。カラダに馴染むというのは、ほぼ思考停止状態でもオートマチックに台詞や動きが繰り出される状態で、もちろんそれだけでは芝居にならないのでそこに感情のニュアンスを乗せてゆく訳だが、そろそろ役者が自分の演技に安心して乗っかって行ける段階に達しつつある。公演の初期段階はその時間の不足分を緊張感と集中力で補う訳だ。

相変わらず込みいった台詞も多い上、今回はいつにも増してスラッププティックなため、掛け合いのテンポが安定するまで少々時間がかかった。しかしSくんなどは稽古の初見の状況がウソのようだし、Oさんはいまだに「あそこのテンポはもっと上げた方がいいですかね?」とストイックに芝居作りを追求してくれる。Sさんは日替わりネタに戦々恐々で、ベテランなのに「オーディション」と称して毎日私の前でネタを披露してはニベもなく却下され続けている。

評判は非常に良い。これまでの四作の中で最も良いと言う声も多い。作り手の私は全ての作品に愛情があるし、マグダラは作る度に全力でやっているのでどれが良いとも言えないが、第四弾まで続けていまだに評判が良いというのは奇跡的なことだ。

今回はサブタイトルが「恋のカラ騒ぎ」ということで恋愛騒動が軸になっているのだが、私自身は恋愛をテーマとして書くのは苦手だ。テーマとしては普遍的過ぎるし、そんなもん現実世界でいくらでも転がっているのだからあえて取り上げる必要もない。Caccinicaでもまともなラブソングは皆無だ。だから今回のマグダラもまともな恋愛ものではない。恋愛なんて他人からみたら滑稽な偏執に過ぎないのだ、ということを強調したものになっている。
それでも稽古や本番を見た知人たちから「恋をしたくなりました!」と言われた。勝手にすればいいじゃない。

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by maestro_k | 2011-10-17 10:23 | diary

大阪終了

怒濤の大阪公演が終了。ゲネを合わせれば三日間で六ステージというハードスケジュールで、皆ヘトヘトであった。千秋楽はスタンディングオベーションとなり大層好評で迎えていただいた。
しかしまだ芝居が定まった訳ではない。もう少しテンポを上げたい箇所があるし、キャスト達もまだ探り中の部分がある。疲労の溜まった中でのベストは皆が尽くしたけれど、本来ならもう少し腑に落ちる流れが出来るはずだ。それはほとんど観客には違いの判らないくらいのものではあるけれど、キャストにはキャストの生理があるので、それがストンとはまる状況がまだ訪れていない気がする。

大阪では結局ホテルと劇場と居酒屋ばかりで、全く観光する余裕はなかった。地方でも一週間くらい公演できる程度になれば少しは時間もできるのだろうけど。
東京公演の小屋入りまでの三日間のうち、二日は打ち合わせが入っており、久しぶりの完全オフは一日のみ。超ダラダラしたいところだ。
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by maestro_k | 2011-10-11 21:38 | diary

初日!

マグダラ初日はなんとかかんとか開けた。
まだ精度を上げる必要があるし、今後いろいろアジャストしなければならないところもある。一応観客の反応は予想して組み立てるのだが、それでもやはり本番が開けてから調整すべき所もあったりする。これは主に笑い待ちの部分で、観客の笑い声によって次の台詞がかき消されてしまうことが多々ある。それをテンポ優先で突き進むか、情報優先で間を取るかはケースバイケースだ。しかもこれは二日目が終わってみないとわからない。なぜなら初日は当然観客は皆初見の上、熱心な方々が多いため笑い声や歓声が最も大きい回となり、一般的な指標にはならないからだ。

それでも大過なく初日が開いたのはめでたい。観客の反応も初日ということを差し引いても非常に良かった。千秋楽まで恙無く終えられますように。
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by maestro_k | 2011-10-08 23:59 | diary

ふうううううー

今日も稽古。昼と夕方、一回ずつの通し。
そして帰宅後、源氏の歌詞を三曲分書き終わる。これで全部終了!
しばらく何も書かないで済む。といいなあ。
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by maestro_k | 2011-10-05 00:29 | diary

つーかーれーたー

昨日今日と、よみうりランドにてイベント出演。ここで告知するのをすっかり忘れていたのはあまりに忙しかったのと、別に私なんぞが告知しなくともチケットは完売状態だったからだ。山の中での野外ステージというのは初体験で面白かった。疲れたけど。

一日目の帰りにOくんと新宿で一瞬お茶をする。
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さてこれから頭を切り替えて書き物作業。カラダは疲れきっているけれど、頭はそれほどでもない。
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by maestro_k | 2011-10-02 22:52 | diary