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ワッフォー

声の仕事。3分で終了。

ワッフルズ「季節のフルーツなんとかワッフル」。
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店内はどことなく安普請で、学祭の模擬店のようだ。美味しいのだけどボリュームは物足りない。紅茶は渋くてアールグレイの香りは飛んでいた。茶のいれ方を勉強した方が良い。
これで総額780円だとしたら上出来だが、倍近い値段では客を満足させるのは難しいだろう。

一昨日の夜、BS2でリヒテルの特番を見た。

「ピアニストが自分でピアノを選ぶのは間違いだ。調律師にまかせ、ピアニストは与えられたピアノを弾きさえすればいい。自分で選ぶとその選択が正しかったのか最後まで気になって仕方がない」

「昔は暗譜したが今はしない。暗譜をすると自分勝手な解釈で弾いてしまうことがある。細かい指示まで完璧に覚えるのは不可能だ。○○は『リヒテルはピアノを弾くのが巧い。その上楽譜が読める』と言っていたよ」

「カラヤン指揮のベートーヴェンの三重奏は最低の出来だった。私とオイストラフ、カラヤンとロストロポーヴィチとに真っ二つに分かれてしまった。ロストロポーヴィチは自分が目立つ事しか考えず、カラヤンは私たちがリテイクしようとしているのに『写真撮影がある』とレコーディングを切り上げてしまった」

「ディースカウは自分のやり方を押し通した。独特の唱法で子音を聴かせるためにほんのわずかピアノを遅らせてくれと言うんだ。確かに素晴らしいものになった」

「ショスタコーヴィチは天才だが変人だった。彼の変人具合に比べたら私など取るに足らない。初めて我が家に彼が来る事になった際、妻には『チャイコフスキーが来るくらい大変な事だ』と説明したよ。初めは彼との間に友情はなかったが、オイストラフに彼が捧げた曲を録音する際には親しくなった」

リヒテルの人となりはあまり知らなかったが、結構好きになれそうだ。
ディースカウのエピソードの際にはリヒテル伴奏で歌う彼の姿が挿入されていて、それが凄い。ディースカウは「素晴らしく巧いけど、お行儀が良過ぎる」というのが今までの印象だったが、その映像ではどこかの小部屋でピアノと向き合い、ケンカするように歌っていてビックリした。録画しておけば良かったな。

by maestro_k | 2007-08-01 22:27 | diary