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「好き」から「似てる」へのマッチポンプ

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(写真は本文と関係ありません)

さて女の子に好きな女の子を訊くと、ちょっと本人に似ている場合がある。
「アタシ、YUKIちゃん好きー」
「あー、可愛いよね。あれ?ちょっと似てない?」
という具合。
・似ていると単純に親近感が湧く
・自分に似た雰囲気で万人に可愛いと認められている人に対しては自己投影しやすい
という要因があるのだろうが、それより本人が欲しているのは
「可愛いよね→あ、似てない?」
の流れだ。可愛い人に似てると言われたいのだ。そのために自分に似ている可愛い人を「好きな人」項目に入れておき、いつでも話題に出せるように準備しておくのだ。たぶん。で、
「えー、あんな可愛くないよー」
と謙遜する。当たり前だ。似てるのは可愛い部分ではない場合がほとんどだからだ。偽札がいくら似ていても真札ではないように、可愛い人に似ているから可愛いとは限らない。

似ている人を好むこと自体は構わないけれども、私は相手の(たとえ無意識のものであっても)策略にのって「似てる」と言うのが面倒なので、大抵は口に出さない。「ああ、似てるって言って欲しいんだろうなあ」と意地悪なことを思うだけだ。逆に「むしろジャングル黒べえに似てる」とか「それより山ねずみロッキーチャックに似てる」とか、真実を言ってあげる事はよくある。しかしその場合、相手が黒べえやロッキーチャックを好きになってくれることはまずない。

気付いたら明日で稽古最終日だった。お茶道具を持ち帰りきれるだろうか。

by maestro_k | 2008-03-26 01:30 | diary