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ケーコ始まる

昨日は『マグダラなマリア』の顔合わせ。あー、とうとう始まってしまった。

実は同日にパンフ等の写真撮影もあり、15時半の顔合わせの前に朝から一部のキャストを撮り、顔合わせと本読みを挟んだ後にさらにまた撮影、というハードな一日であった。キャストのスケジュールの都合もあるので合理的ではあるのだろうが、私個人としては大層な疲労困憊を強いられた。早朝まで譜面作成作業をしていたのでほとんど寝ておらず、顆粒のユンケルをザラザラ飲んでパワーを絞り出していたのだが、帰りの駅からの道のりはフラフラ状態で意識も混濁し、危なく電柱に衝突するところだった。

しかし、本番初日まで明かされないであろう日替わりゲスト陣のメイク&衣装姿はなかなか見応えがあったな。

本日は軽くワークショップと本読み。ワークショップではちょっとした運動とエチュード。本読みは細かく止めながらニュアンスを注文していったので、一場の二幕までしか進めなかった。

# by maestro_k | 2009-10-20 22:44 | diary

90倍

4分程度の曲のメロとベースラインを打ち込むだけで6時間かかり、気付いたら朝9時になっていた。実に90倍の時間がかかってしまった。それでもちょっと手際が良くなって来た気がする。
今回の公演で劇中で歌われるのは9曲。そのうちオリジナルは7曲で、3曲まではすでに譜面&MIDIデータにできた。さすがに残り4曲を稽古初日に間に合わせるのは無理だが、今月中にはどうにかなるだろう。

SHUREのSE530。執筆完了祝いで買ってみた。
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泣く子も黙る、イヤフォン界の王者である。どう王者なのか興味がある方は調べてみるとよい。

SE530製品情報
http://www.hibino-intersound.co.jp/proaudio/shure/product/earphones/se/se530.html

とりあえずファーストインプレッションとしては、「ほぼ完璧」。すごいなこれ。

# by maestro_k | 2009-10-17 23:48 | diary

譜面を書くのが面倒くさい

現在作曲作業中。
昨年はFinaleという楽譜作成ソフトの古いヴァージョンを使っていたのだが、OSをアップグレードしてからなぜか起動しなくなった。仕方ないので簡易版であるPrint Musicというのを使っている。譜面を書き、MIDIデータを作成する分には事足りる。作曲と言っても私が作るのはメロディだけ。オケの編曲はイメージを伝えてアレンジャーにおまかせすることになる。
この作曲というのが私には脚本執筆以上の難儀であり、Caccinicaの時のように歌詞と鼻歌だけ用意すればメンバーがなんとかしてくれるというわけではない。アレンジャーやキャストに明確に伝達するためにちゃんと譜面を書いてゆかなければならない。私は別に音大出でもないしピアノを習っていたわけでもないので、頭に浮かんだメロディをスラスラと譜面に書けるわけではない。譜面作成ソフトの力を借りて一音一音カチカチと入力しては自動演奏を聞き返して修正するという、気の遠くなるような作業を強いられる。辞書を引きながらフランス語の作文でもやっているような感じ。
でもこのままじゃ間に合わないな。ギター弾き語りの鼻歌音源だけでいいならすごく助かるんだけど。あるいは採譜してくれる人がいれば。

昨日の夕方に片岡Pと最終的な脚本打ち合わせ。大幅な直しはもうないけれど、いくつかの意見をもらい、自分でもその方が良いと思われたので、帰宅してすぐにパパッと直す。一度書き終えたものは各キャラクターや事の運びの収まり方が自分の中で明確になっているため、直しもいわば二次創作的な作業に近く、ほとんど手間取らなかった。

本日は夕方、撮影用の帽子をさっちゃんに借りるためにすみれの天窓へ。借りると言うか、私がさっちゃんに永久貸与しているのだけど。
するとゴールデン街劇場の前に岸くんがいた。久しぶりだな。放火でもしに来たのかと思ったら、芝居を観に来ていたらしい。このブログを読んでくれているようで、「脚本書き上がったんでしょ?」とか「どうせもうチケット取れないんでしょ?」とかいろいろ知っていた。そういえば何かの週刊誌だか写真誌での写真コンテストの入賞作で、なぜか岸くんがモデルをしていたのがあったな。あれは何だったのだろう。聞けばよかった。

# by maestro_k | 2009-10-16 01:17 | diary

やっと

書き終わった。

# by maestro_k | 2009-10-11 18:19 | diary

脳がギュッとなってる

昼過ぎから美術・パンフデザインの打ち合わせを立て続けに。丸尾さんに描いてきていただいたスケッチ画は、昨年よりも非現実性が増して嬉しくなる。これをどれだけ舞台で表現できるだろうか。サンシャイン劇場にしてもオリエンタル劇場にしても舞台裏が有り余るほど広いというわけではないので、演技スペースとしての必要性や役者のサイズとのバランス、美術の移動の簡便性などを加味して寸法を検討。
思い出してみると、昨年の美術打ち合わせは稽古の初日だった。それを考えると今年はいくらか早めに動けている。

実はここ二日間ほどロクに寝ずに執筆していたので、脳と首と肩が随分硬化している。ロクに寝ずに書けたのは筆の調子が良かったからでもあるのだが、創造力に体力がついてこなくなった。宮澤賢治は月に3000枚書いた事もあるというから敵わんな。今日の打ち合わせも脳が凝り固まった状態で意識が空白になる瞬間多数。
なのでいつもならば打ち合わせ帰りにどこかのカフェに寄り道でもしていくところなのだが、夕飯にワンタンめんを食べただけで帰宅。3時間ほど仮眠を取ったらいくらか硬化は和らぎ、モワッとした状態になった。ギュッとした状態だと書けないのだが、モワッとした状態ならまだ大丈夫なのだ。

関係ないが、昨日、執筆の休憩がてら外務省のHPにある資料を眺めていた。
「主要経済指標(日本及び海外)」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ecodata/index.html
これを見ていると、GDP(国内総生産)は米国が一位、日本が二位。ただし日本は米国の三分の一の額に過ぎない。
一方、一人あたりGDI(国民総所得)ではノルウェーが一位、ルクセンブルクが二位。米国は8位に落ち、日本に至っては17位とトップ10転落だ。
ノルウェー人がそんなに金持ちなのも意外だが、ルクセンブルクってどこ?
と思って調べてみたところ、正式名称はルクセンブルク大公国といって、大公というのは王の一歩手前、公爵のヴァージョンアップ版らしい。複雑な歴史を経てフランス・ベルギー・ドイツに囲まれた小国で、昔は鉄鋼業、現在は金融サービス業が経済を支えているそうだ。
で、なぜこんなに金持ちが多いのかと言うと、国内大企業のほとんどが貴族の家族経営によるものであり、国外から経済難民が押し寄せて不法労働をしているのだけれど、貧乏な彼らは外国人であるからGDIの統計時に国民の母数に含まれない。つまり経営側の金持ちばかりで計上していれば、そりゃ国民がみんな金持ちになるわいな、ということだ。

でも上記の経済指標には金持ち国家のイメージが強い中東産油国が全く含まれていない。なんでだろう。

# by maestro_k | 2009-09-30 23:59 | diary