いただき物のα350。
もう10年近く前のエントリー機だが、APS-Cの1420万画素というスペックは仕事に使えなくもない。なにせマグダラ初演のパンフレットは800万画素のEOS Kissで撮っていたのだ。
しかしこのカメラ、タダで譲られただけあって問題を抱えている。ファインダー画面と撮影画面が大幅にずれるのだ。
こんな感じ。
レンズ部分を真ん中にしたはずなのに、左下にずれてしまう。モニター画面によるライブビュー撮影でも同様。とても使い辛い。前の持ち主もその前の持ち主もお手上げで私のもとにやってきたわけだ。
これは撮像素子を支えている手ぶれ補正ユニットに不具合が生じていると考えられる。もちろん手ぶれ補正は機能していない。かといって修理に出してユニット交換すると中古価格より高くつく。どうせ使えていない手ぶれ補正は諦めて撮像素子を固定してしまえば何とかなるんじゃないか。
開けてみるとデンジャラスな眺め。
横から覗くと手ぶれ補正ユニットの磁石部分があり、スルスル動く。これが落ちっぱなしになってずれているようだ。
これを固定するため、余っていた100均グッズの吸盤をカットして詰め物を作る。
両面テープで可動域の遊びの部分に貼り付ける。
この上ない応急処置だが、結果はこんな感じ。
完璧ではないけど、良しとしよう。まともなカメラが買える日までこれで頑張るのだ。
# by maestro_k | 2017-08-13 11:44